コラーゲンを含んでいる化粧品
最近よく見かけるのが、コラーゲン配合の化粧水です。
お肌に潤いを期待できるといった内容で様々な種類が市場に出ていて、アンチエイジング目的で30代や40代の女性などから高い支持を得ています。
しかしながら、そもそもはたんぱく質であるうえ、体外から摂ってもアミノ酸へと分解され、新しいコラーゲンの生成には直接関与しないことがわかっています。
そうすると、化粧水を使ってお肌の外側からコラーゲンを染み込ませたところで、体内コラーゲンが増えるわけでもなく、何の効果も期待できないように思われます。
もちろん、新たな合成には化粧水からは直接貢献することはできません。
それでは、いったいどうしてそんなに人気で、かつ効果が得られているのでしょうか。
実は、そこにはこの成分の性質と働きが関していたのです。
私たちの体内にある本来のコラーゲンを構成するアミノ酸は、水溶性で、水分量のとても多い成分です。
それが、加齢などの原因で水分量が減り、ハリがなくなり、バリアが弱まることで肌トラブルが発生します。
乾燥肌などもここに起因するかもしれません。
そこで、この水分量に優れた保水効果に着目して、コラーゲン配合化粧水で肌の保水機能を果たそうということなのです。
化粧水によってお肌の外側からたっぷりの水分を補給することで、みずみずしい保水性を取り戻し、その結果バリアが強化され、紫外線などから守ることで、シミやそばかすの原因から予防できるという効果も期待できます。
余分な皮脂の分泌を防げることで、ニキビなどの予防にも効果が現れてきます。
お肌にとって水分は不可欠要素なのです。
そして、その保水効果に絶大な貢献をするのが、コラーゲンだということになるのです。
たくさん種類が出ている化粧水ですが、できるだけ分子が小さくまで分解されたコラーゲンペプチドとも呼ばれる水溶性コラーゲン配合のものを選ぶといいかもしれません。
実際にそういった商品が人気になっています。
コラーゲンが年齢を重ねる度に減少する理由についても興味深いです。