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コラーゲンとゼラチンの関連性

コラーゲンによく似たものとしてお菓子作りなどによく使用するゼラチンがあります。
この二つの違いにはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、最初に述べておくと、コラーゲンとゼラチンは同じたんぱく質で、アミノ酸構成成分であるという全く同じものであるといえます。
しかし、一方で、構造として、言うなれば分子レベルでは異なるものでもあるといえるのです。

もう少し詳しくみてみます。
コラーゲンとは、三本の螺旋が複雑に絡み合った構造をしているのですが、これが離れて溶ける温度があります。
これを変性温度というのですが、この変性を経てできるのがゼラチンなのです。
そして、ゼラチンにもまた変性温度があり、温度が高いと水に溶け、低いと固まるという性質を使ってゼリーなどを作っているということになります。
つまり、コラーゲンが変性して小さな分子になったものがゼラチンということなので、食品としてみると、全く同じものだと言えます。

それでは、結構お金のかかるサプリメントなどでコラーゲンを摂るよりも、ゼリーやゼラチンを摂った方がいいのではないかと思う人もいるかもしれません。
もちろん、気持ち的にも、根本的なことからいっても、それでも構わないと言えることは言えるでしょう。
たんぱく質を摂るということに変わりはないのです。

しかし、コラーゲンを摂ってもゼラチンを摂っても、まずは体の中でアミノ酸に分解されてしまいます。
そうでなければ分子が大きすぎて吸収されないからです。
そして、分解されたアミノ酸がどう使われるのかまでは追うことができません。
そのため、ゼラチンを摂ったところで、その効果が例えば美肌に現れるといった謳い文句が今現在まで言われていないということもわかります。
ところが、これがサプリメントだと、例えば加水分解された分子のとても小さいコラーゲンペプチドとなったコラーゲンを配合されているものであったり、変性温度が低く吸収の早い魚のコラーゲンをたっぷり配合しているものであったりと、ゼラチンに比べて即効性がわりと期待できそうなものが多いという特徴があるのです。
なかでもすっぽんコラーゲンはおすすめです。

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